美容つれづれ随想[師弟対話]

サロン現場でのリアルな問題解決を紹介

レジからスタッフが金を抜く②

レジからスタッフが金を抜く①からの続き

 

O社長:「先生、これで、解決じゃありませんよ、盗み癖は一種の病気ですから、スタッフAさんには一か月分の給料渡して、辞めてもらったほうがいいですよ。組織は大小に関わらず信賞必罰です」

H:「せっかく、正直に話してくれたんで、許して、、、と思ったんですが、言われた通りにします」

スタッフAが辞めて一週間もすぎた頃、二つの事が起きました。一つ目は、何故か、馴染みの風呂屋さんから、何人もの新規のお客さんが美容室に来店されるので、「なぜ、うちの店がわかったんですか?」と聞きましたらお客さんいわく「風呂屋の脱衣所に大きなポスターに、、、H美容室はすてきで素晴らしい憩いのサロンです、、、と書いてあったから、、というではありませんか!後で聞いたら風呂屋のオーナーがポスターを書いて貼ってくれていたそうです。二つ目は、長年来てくれている、あるお客さんが「先生、スタッフAさんは辞めたの?、、良かったわね!私の友人の間では、あの子が勤めてきている店はみんなお金がなくなる、、っていう噂よ」。ビックリ!!

 

 

経営は毎日毎日が良くも悪くも変化変化の連続です。それらに対応するこちら人間も変化変化、故にうまくいく、、、なんてことは奇跡ともいえるかもしれません。

でもお互いの経験則を率直に披瀝して、価値的な対応の一助にでもなれば、、、という意味で「美容つれづれ随想」を読み流して下されば幸いです。