美容つれづれ随想[師弟対話]

サロン現場でのリアルな問題解決を紹介

スタッフが怖い人の車と事故ってしまった。①

(ある時M美容室オーナーにスタッフAから電話がありました)

スタッフA:『先生!今、高速道路入り口で私の前に、急に黒塗りベンツが割り込んできたんで、急ブレーキをかけたんですけど間に合わなくて、うしろから軽い追突をしてしまいました。「事故ったときは必ず警察に来てもらって、事故調書を取っておかないと、いくら保険に入ってても保険会社が入りようがないぞ」って、いつも先生から言われてたんで、そうしようとしたんですが、黒塗りの車から、黒服3人が出てきて「警察を呼んでる暇なんかあるか!俺たちは、これから親分を迎えに急いでいるんだ、名紙よこせ!」って言うもんですから、渡しますとパーって行ってしまいました。名紙には美容室情報があるんで、どうしたらいいでしょうか?」

M:「どうしょうって、どうしょうもないよ、参ったな~、、、相手の出方を待つしかないよ、相手がいなくても警察には来てもらって、単独でも調書は取っといておけよ、高速の入り口なんだから、道路管理センターの係員が目撃してると思うんで、その人たちにも証人になってもらうことだ。ともかく、悪いことは重なるっていうから、気を付けて帰って来い」

(それから4時間後、M美容室に電話あり)

 怖い人Y:「あんたが責任者かい?当人から聞いてると思うけど、3人皆が首が痛い、、っていってるんだけど、どうしたもんかね~?事故保険で賠償、、ってことは当然のことなんだけど、そうじゃなくて当人と直接話をしたいんだけど、、どうかね?」

 (つづく)