美容つれづれ随想[師弟対話]

サロン現場でのリアルな問題解決を紹介

スタッフが怖い人の車と事故ってしまった。②

M:「スタッフAから事故の件は報告をうけています、この度は不快の思いをかけ、申し訳ありませんでした。スタッフ本人と、お話したい、、ということですがどうしたらよろしいでしょうか?」

Y:「それじゃ、うちの事務所に明日13時でどうだ」

※保険会社とスタッフAとの3者打ち合わせ、相手事務所の確認

(翌日13時、事務所近くの交番に事情を話して、万が一の体勢をとる、後スタッフAと2人で事務所前、インターフォンを2、3度押すが、誰も出てこない、)

スタッフA:「オーナー、留守みたいですから、お詫びで買ってきたウイスキー、シーバスに書置きして帰りましょうよ」

M:『お前は怖くて早く帰りたいんだろうけど、こんな不安を抱え続けるのは嫌だ、今日中に明確にする、、と腹を決めてきたんだ、昨夜、高校の息子を呼んで「明日、スタッフの事故のことで怖い事務所に行って来る、俺も怖いけど、責任者の立場だから行きゃなきゃならないんだ、お前も、もう高校生なんだから、俺に何かあったときは、お前が家族を守るんだぞ、、まあ、そんな大げさなことにはならないから心配しなくていいけど一応言っておく、こんな機会はめったにないからな」と言ったら、日頃は飛んでる息子がえらく神妙に聞いてたよ、、、だからもう少し待ってみょう』

(1時間位事務所回りをウロウロしていたら携帯に相手からの電話が入る)

Y:「おう、Mさんかね、俺たち今、N病院に入院してるんだ、悪いけどここまで来てくんないかな」

(40分くらいでN病院へ駆けつける、ナースセンターに相手の病室を尋ねたら事務員いわく「昨夜、3人で、12時頃、夜遅く救急で駆けつけ、レントゲン撮って診たんですけど、異常は認められないんですけど、3人とも、痛い!痛い!、、入院させろ、、、と訴えるんで入院してます。4階の病室ですが早く対応した方がいいと思いますよ、と言われ、すぐ、病室に行きましたが、ベッドにマンガ本が散乱していて3人はいません、再びナースセンターに戻り、病室にいない旨を告げ、事務員とやりとりしてると、奥の方から首にコルセットをした3人が車イスでこちらに向かって来るのが見えました

(3人の方に向かって)

M:「昨日、うちのスタッフがご迷惑を、おかけした方でしょうか?私責任者のMと申します。この度はご不快な思いをさせて本当に申し訳ありません」

Y:「まあ、ここじゃなんだから、病室へ行こうや、」

(エレベーターで4階へ上がり、病室へ向かう途中にある喫茶所に十数人のスキンヘッドやパンチパーマの人々がいる、そこを通り過ぎて6人部屋の病室に入ると、同部屋の患者さんがサーっと出て行く、部屋で3分くらい話した後、先ほどの喫茶所に移動して数十人の怖い人々に囲まれていよいよ対談本番)

Y:「ここにいる連中は、この辺を走りまくっている舎弟だ」

(つづく)